北九州市若松区の不動産会社リブホームの坂田です。今日は先日の続きで「すぐには印鑑を押さない」のパート2を書きます。
先日は残置物の撤去を依頼したお客様が相場以上の料金を請求されたという話でした。さてここで問題点を上げたいと思います。
1,見積書が作業依頼書と兼用されていた。
2,その用紙に署名押印をしてしまった。
3,撤去作業が行われたが、終了を確認していない。
の3点です。
ご本人様は最初は見積を取るつもりが、あれよあれよと言う間に話が進み、金額が提示され、署名押印をし一気に撤去作業が始まったそうです。一人で対応したのであまり断りにくい状況に置かれたそうです。更に作業の終了を最後まで見ないで業者に任せてその場を離れたそうです。また、その見積書には追加の金額はしないと書かれていました。それから翌日に撤去の量が増えたので追加が数十万円かかると言われたそうです。証拠として夜の作業終了時の動画が送られてきたそうです。私もその動画を確認しましたが作業の人数が増えていて、トラックに荷物が積まれた動画でした。ご本人様がその場にいなかったので、問題は何台のトラックで行ったのか、何人の人数で作業をしたのか全くわからない状態ということです。
で、最終的に請求された金額は家の解体費用とほぼ同額の金額を請求されたそうです。
そこでご本人様は消費生活センターや警察に相談をしている最中ですが、難しいようです。
さて、ここで問題なのが署名をしたことです。その書類を詳しく見ると、作業報告書にもなっていますので、作業を履行した後は一切のキャンセルは出来ないと書かれていました。「小さく」
その文言の上にサインをされていますので、契約は成立しています。
しかし、常識的には金額が途方もなく高いのでこのまま支払いとはならないでしょう。ただ、サインをしていますのでどこまで双方が折り合うかはわかりません。(弁護士さんに相談中)
結論、
今回の教訓は
「何を言われても(威圧的に)、すぐにはサインをせず、よく説明を聞き、納得できない場合は勇気を持って断る!」
でした。